本ブログとはあまり関係ないのですが、Chromebook(クロームブック)にBlenderをインストールする方法をまとめていきます。

3DCGソフト「Blender」はChromebook専用のソフトを開発していないので、Linux上で起動させる必要があります。MacやWindowsとインストール方法が異なり、導入しようとするととても手こずりましたので、方法をこの記事でご紹介します。
大まかな流れとしては、以下の手順を踏みます。
- まずはLinux環境を構築
- Blenderをインストール
※2021年5月時点の方法です
※Blenderは2.90を使用しています
Crostini GPU Supportの設定変更
chrome://flags/#crostini-gpu-support
↑のURLをアドレスバーにコピペしてクリックを押してください。
すると、こちらのサイトが表示されます。

「Default」を「Disabled」に変更をして、パソコンを再起動します。

設定画面でLinuxをインストールする
パソコンの設定画面を開きます。
「設定」の「詳細設定」にある「デベロッパー」をクリック。

「デベロッパー」をクリックすると、「Linux 開発環境(ベータ版)」が表示されます。

「オンにする」を押します。そうすると、Linuxのインストールが始まります。

数分後に、「ターミナル」と呼ばれる黒い画面が立ち上がります。

これで、Linuxをクロームブックにインストールできました。
Blenderのインストール
Linuxのインストールが完了したら、次にBlenderをインストールしていきます。
やることは簡単です。これからご紹介する4つのコードをコピーして、先程のターミナルに貼り付けて実行するだけ。
- sudo apt update
- sudo apt install flatpak
- sudo flatpak remote-add –if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo
- sudo flatpak install flathub org.blender.Blender
1をコピーしターミナルに貼り付けます。(「1.」はコピーせずに、「sudo apt update」のみをコピペしてください。)
Enterボタンを押すと、プログラムが走りますので、終わるまで待ちます。
この動作を順に4まで行ってください。4は時間がかかります。
これでBlenderがインストールされます。
Blenderを起動してみよう
パソコン画面左下の二重丸ボタン(ランチャーボタン)を押します。

そうすると、PC内のアプリが一覧で表示されます。
一番下に、「Linuxアプリ」という文字が出てきます。多くの方の場合2ページ目にでてくるはずです。

「Linuxアプリ」をクリックすると、2つのアプリが表示されます。

ペンギンアイコンがBlenderです。こちらをクリックすると、Blenderが起動します。

おつかれさまでした。Blenderを楽しんでください。