「ジャンプ+」で連載されている『怪獣8号』が単行本2巻で100万部を突破しました。
「ジャンプ+」では史上最速の記録です。『SPY✖FAMILY』や『忘却バッテリー』を抑えての第1位です!
面白さの理由はわかりやすさ
『怪獣8号』を読んでいて思うのは、とにかく分かりやすいです。「ジャンプ+」では隔週連載なのですが、2週間前に読んだ前回のあらすじをちゃんと覚えています。
物語の設定が、「主人公の日比野カフカが怪獣に変身できるようになって地球に襲い来る怪獣と闘う。」これさえ覚えておけば、ややこしい設定はないので、時間が空いてもすんなり読み進めることができます。
設定が分かりやすい。だからこそ、驚ける。そして語りたくなるんだと思います。
また、王道を描くと「ありきたりな作品」になってしまいがちですが、スマホに対応したシンプルな絵柄とテンポの良い展開で、「スマホで楽しめる王道怪獣マンガ」という新しいジャンルを生み出しています。
物語の設定と絵の構成、どちらもわかりやすく描かれている点に『怪獣8号』のヒットの秘訣があるように思います。これからどこまでヒットが拡大するのか楽しみです。