『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』レビュー。リアルなじれったさに心を持っていかれました。

TikTokで小説を紹介しているけんごさんが取り上げて話題になっている小説『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』(宝島文庫)読みました。

いやー、じれった青春物語になんだかすごく共感して、久々に胸がドキドキしました。最初は自分の青春時代と比べちゃってなぜか胸が苦しかったんですが、途中からハマって抜け出せなくなりました。

青春恋愛ものをお探しの方にはぜひ読んでほしい作品です。

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どんな作品?

君に恋をするなんて、ありえないはずだった』(略して『君恋』)は、もともと「小説家になろう」に投稿されていて、書籍化された作品です。作者は筏田かつら(いかだかつら)先生。

本作は『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』と『君に恋をするなんて、ありえないはずだったそして、卒業』の二部構成。

さらに、主人公が変わったスピンオフ作品『君に恋をしただけじゃ、何も変わらないはずだった』や、日常短編集『君に恋をするなんて、ありえないはずだった課外授業は終わらない』が発売されています。

シリーズ累計40万部を超えた人気作品です。

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どんな内容なの?

周りから「オタク」と呼ばれる地味な眼鏡男子高校生と素直になれない美人高校生の恋愛物語です。

同じクラスでありながら、スクールカースト的に交わることのないはずだった2人は、とあることがきっかけでお互いを意識するように。

「いやいやそんなはずはない」と、自分の想いを否定し続けるんですが、ちょっとずつ距離を縮めていくんですね。ただ、距離の縮め方がまぁ不器用!「はやくくっつけよ!!」と叫びたくなります。笑

リアルなじれったさに共感

よくあるラノベのラブコメと思って読むと、「全然くっつかないじゃん!」と驚くかもしれません。ですが、そのじれったさが妙にリアルなんですよね。内面が未熟だからこそ距離の縮め方がわからない2人。臆病な2人の心情が、手にとるようにわかってしまい、自分の高校生時代を思い出してしまいました。

最初は、自分の高校生時代を思い出しすぎちゃってなんだか胸が苦しくなりました。笑

ただ、中盤から彼らの物語に惹き込まれて、いっきに最後まで読んでしまいました。

ストレスはない

ここまで紹介すると、「じれったさにストレスを感じてしまうのでは?」と思われた方もいるかもしれません。ただそんなことはなかったです。奥手な男子高校生の言動が、高校生時代の自分をトレースしているかのように共感してしまい、「わかる!」の連発でした。

また、素直になれないヒロインの女の子が、すごく魅力的!

素直になれなくてキツイ言葉をはいてしまうんですが、記号化されたツンデレキャラではなく、ちゃんと地に足についた現実感があって、「こんな子がいたら絶対恋しちゃうよなぁ」と思っちゃんですよね。

そして、遠回りをしてきたからこそ、2人でいる時間が尊い。

リアルな恋愛青春物語をお探しの方には、ぜひともおすすめしたい作品です!

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