『王立魔法学園の最下生 ~貧困街(スラム)上がりの最強魔法師、貴族だらけの学園で無双する~』は 、2021年1月に小説発売と同時にコミカライズ化もされた、いま注目の作品です。
カクヨムで連載され、小説はダッシュエックス文庫DIGITALから発売。漫画版は「週刊ヤングジャンプ」で連載されています。
小説1巻が発売されてすぐにコミカライズ化もされたので、集英社の期待値は高そうです。
どんな内容?
暗殺者と魔法高校生の2つの顔
本作は、魔法の世界で主人公のアルスが無双をする物語。
アルスは幼いときに裏社会の人物に拾われ、暗殺者として育ってきました。この世界では、貴族だけが魔法を使える世界。しかし、なぜか庶民のアルスにも魔法が使えました。
そんなアルスは暗殺者としての顔を持ちながら、魔法学校に入学します。
暗殺者としての訓練を受けてきたアルスにとって、学校の教育はイージーモード。庶民であることをバカにされるも、彼は実力で周りを黙らせます。学校での無双っぷりに痛快な気持ちよさがあります。
2人のヒロインがドラマを生み出す
学校で2人のヒロインに出会います。小説版の表紙に描かれているレナとルウ。↓
2人はそれぞれ暗い過去があるのですが、その過去にはアルスの暗殺が関わっていました。
アルスが無双をしながら、少しずつ明らかになる登場人物たちの暗い過去。点と点とがつながりあっていき、大きなドラマを生み出していきます。
本作のテーマはダブルフェイス
あとがきで書かれているのですが、本作のテーマはダブルフェイス。
暗殺者としての顔と高校生の顔。相対的なヒロイン、レナとルウ。明るい高校生活と暗い過去。その対比が物語を生み出していて、おもしろいです。設定の要素は多いんですが、わかりやすく描かれているので置いてけぼりになることもありませんでした。
この記事を書いている時点で、ラノベも漫画もまだ2巻。なので、「ドハマリした」って感じではまだないんですが、これからが非常に楽しみです。
作者は柑橘ゆすら先生
作者(原作)は柑橘(かんきつ)ゆすら先生。過去作は、『異世界支配のスキルテイカー』や、
『劣等眼の転生魔術師』などをてがけられています。
書く作品がほとんどコミカライズ化されているヒットメーカーの先生です。