漫画家の先生はメディアに出ない方が多いので、作者のかわりに担当の編集者がインタビューを受けることがよくあります。
そのインタビューで語られる創作秘話や仕事術は、とても興味深く、普段の仕事にも活かせる内容が多いです。そこで、漫画編集者のインタビュー記事をまとめていきます。
数が多いので、この記事では集英社の編集者へのインタビューをご紹介していきます。
林士平(りんしへい)さん
担当作品
「アル」でのインタビュー
SNS時代において、「面白さはものすごいスピードで変わってる」としながら、その面白さを捉え続けるコツを語っています。
また、誰もが作品を気軽に発信できる時代において、編集者に求められることとは?という質問に対して、ハッキリと役割を言語化されています。
「リアルサウンド」でのインタビュー

インタビュー前半では、集英社の志望動機からこれまでの経歴、今注目している作品など、パーソナルな質問があって興味深いです。後半では、『チェンソーマン』や『SPY×FAMILY』の創作秘話やヒットの秘訣を語っています。
「MEDERY.」でのインタビュー

2012年に『青の祓魔師(エクソシスト)』のヒットを受けて実施されたインタビュー。まだ若いときの林士平さんの写真が見られます。苦労をしながら作品を作り上げていった経緯が詳しく語られています。
細野修平(ほそのしゅうへい)さん
担当作品
- 『テガミバチ』
- 『終わりのセラフ』
- 『DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件』
- サイト「少年ジャンプ+」のたちあげ
「アル」でのインタビュー
「ジャンプ+」が話題作を頻繁に生み出せるようになった経緯を語られています。ジャンプ+の哲学からサイト設計まで、ヒットする仕掛けがジャンプ+には数多く仕組まれていたのでした。
「Impress Watch」でのインタビュー

『SPY×FAMILY』と『怪獣8号』のヒットにはそれぞれ違った背景があったと語っています。ジャンプ+のこれまでを詳しく知れるインタビュー記事です。
「エンジニアtype」でのインタビュー

エンジニア向けのサイトで、スタートアップを対象にしたビジネスコンテスト「マンガテック2020」に関するインタビュー記事です。
デジタル化が進んでいく中での、マンガのあり方、挑戦していくべき方向を語られています。IT業界の方におすすめの記事です。
大熊八甲(おおくまはっこう)さん
担当作品
- 『ワンパンマン』
- 『干物妹!うまるちゃん』
- 『ゴールデンカムイ』
- 『うらたろう』
- 『もののがたり』
- 『明日ちゃんのセーラー服』
- 『九龍ジェネリックロマンス』
- 『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』などを担当
「ほぼ日の塾」でのインタビュー
編集者の仕事を「面白い漫画を作る仕事」と断言する大熊氏。そのために、自分がやるべきことを徹底して言語化されていました。意見を伝える際に「編集スイッチ」と「読者スイッチ」を使い分けている話が印象的。視点の切り替えはどんな仕事にも応用できそうです。
「アル」でのインタビュー
数多くのヒット作を生み出してきた秘訣を語ってくれたインタビュー。「ノーストレスな作品」や「“欲求の市場”がどれだけ大きいか」など独自な単語で現代に求められるコンテンツを分析しています。
「ねとらぼ」でのインタビュー
『九龍ジェネリックロマンス』1巻発売時のインタビュー。作者の眉月じゅんさんと一緒にインタビューを受けています。
作品が生み出された経緯を詳しく語られています。
今後も追記していきます
まだまだ編集者のインタビューはたくさんありますが、とくに興味深かった記事をご紹介してきました。この記事は、おもしろいインタビュー記事を見つけ次第アップデートしていきます。