『寄生獣』の第2話でこんなシーンがでてきます。
ヒロインの村野 里美が主人公の新一を驚かそうとして後ろからチョップをします。新一は気づいていないのですが、右手にいるミギ―が反応して、チョップをつかみました。
その時の村野のセリフが「ギョエ~~~ッ塚原卜伝(つかはらぼくでん)」。
塚原卜伝っていったい誰なんでしょうか!?
塚原卜伝って何者?
塚原卜伝(つかはらぼくでん)は、戦国時代に活躍した剣士です。
鹿島新當流(かしましんとうりゅう)という剣術の流派を生み出し、生涯無敗と知られる伝説の剣豪です。
2011年にはNHKでドラマ化もされています。

「塚原卜伝」|NHKドラマ
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塚原卜伝にはこんな伝説が残されています。食事中に宮本武蔵に切り込まれたのですが、塚原卜伝はすかさず鍋の蓋を盾にして、宮本武蔵の剣を防いだそうです。その時の絵画がこちらです。

ただ実際は、宮本武蔵と生きた時代が少しズレているので、この伝説は作り話です。
塚原卜伝を知っていたシブい村野
村野はチョップが右手でつかまれた時、塚原卜伝の伝説を瞬時に思い出したのです。
なんとシブい女子高生なんでしょうか。
ちなみにこちらのシーンは、アニメ放送ではカットされていました。ほとんどの人がピンとこないですもんね…。
『寄生獣』は1988年に連載が開始されたので、時代のズレはいろんなところで感じます(服装とかヤンキーとか)。ただ、その点を考慮しても、めちゃくちゃおもしろいです。シビれます。まだ読んでない人はぜひ読んでみてください。